AZを意識するサービスは意外に少ない。 AZの外側、リージョンに直接配置されているサービスは、ユーザーがアベイラビリティゾーンをほぼ意識する必要のないサービス。 データや実行環境の実体はAWSのデータセンターにあり、アベイラビリティゾーンはデータセンターの集合体なので、リージョンに配置してあるサービスも、厳密にはアベイラビリティゾーンの中にあることになる。ただ、ユーザーがアベイラビリティゾーンを決定する必要はなく、自動的に複数のアベイラビリティゾーンが使われるため、アベイラビリティゾーンの外側に配置されている。 CloudFrontとRoute 53は、エッジロケーションを使って展開されるサービスなため、リージョンの外側に配置されている。 ALBは複数のアベイラビリティゾーンを選択して起動するので、複数のアベイラビリティゾーンにまたがっているように表現されている。 実際には、物理的に離れたデータセンターをまたぐことなどできないので、ALBもそれぞれのアベイラビリティゾーンに実体はあるということ。 EC2インスタンスは、起動するときに1つのアベイラビリティゾーンしか選択できない。オートスケーリングにより、複数のアベイラビリティゾーンで同じ構成のEC2インスタンスを起動して、ALBでリクエストを分散する。 RDSインスタンスは、複数のアベイラビリティゾーンをグループにしたサブネットグループで起動する。書き込み可能なマスターが配置されるのは1つのアベイラビリティゾーンだけで、その他のアベイラビリティゾーンにはレプリケーションスタンバイが作成される。 リードレプリカは、他リージョンにもクロスリージョンリードレプリカとして作成することができる。 ElastiCacheも、複数のアベイラビリティゾーンからなるサブネットグループで使用できる。
2025/03/23
AWSのグローバルインフラストラクチャー
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
## 作業前確認 [Amazon Linux 2023 リリースノート](https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/linux/al2023/release-notes/relnotes.html) ### インスタンスのネットワーク設定 ``` ...
-
rfc793 TCP Header Format 0 1 2 3 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 ...
-
SEに必要なスキル スキル分類 主なスキル 技術 ・プラットフォーム ・プログラミング言語 ・データベース ・セキュリティ ・ネットワーク メソドロジ ・オブジェクト指向 ・コンサルティング手法 ・アーキテクチャデザイン ・モデリン...
-
--- ## 地理構成・リージョン設計 | AWS | Azure | 説明 | |-----|-------|------| | - | ジオ | Azure独自の地理的分類単位 | | リージョン | リージョン | データセンター群の配置単位 | | - | リージョ...
0 件のコメント:
コメントを投稿