2025/04/06

EVM (Earned Value Management)

EVMの概念

EVMの概念

EVMの用語と計算式

略語 正式名称 訳語 計算式
BAC Budget At Completion 完了までの当初予算
PV Planned Value 出来高計画値
EV Earned Value 出来高実績値
AC Actual Cost コスト実績値
SV Schedule Variance スケジュール差異 EV-PV
CV Cost Variance コスト差異 EV-AC
SPI Schedule Performance Index スケジュール効率指数 EV/PV
CPI Cost Performance Index コスト効率指数 EV/AC
ETC Estimate To Complete 残作業コスト予測 (BAC-EV)/CPI または
(BAC-EV)/(CPI*SPI)
EAC Estimate At Completion 完成時コスト予測 AC+ETC
VAC Variance At Completion 完成時コスト差異 BAC-EAC


進捗報告で使用するEVM表現

EVM表現の例 説明
「SVは-10人日です」 ・「遅延」の表現は使わない
遅延は「-」、予定通り「0」、予定より進んでいる「+」
・「SVは-10人日の」のように、数値で表現する
「ETCは100人日です。5人で行っていますから、20日かかります」 ・遅延が発生した場合、その対策を決定するのは残作業
・遅延が発生した場合、ETCを把握して回答する
「SPIは0.80で、このままいけば作業完了は何月何日になります」 ・SPIがスケジュール上の進捗を表す
・ワークパッケージの進捗はそのSPIが示す
・WBSコードのSPIで、マスタスケジュールの線を塗り、プロジェクト全体の進捗を表現する
「SPIとCPIの両方が0.70では、コストは当初予定の2倍になります」 0.70はプロジェクトの崩壊を示す数値として認識されている。この場合「0.70×0.70=0.49」となり、これはコストが当初予算の倍になることを意味している
・SPIが「0.70」なら、CPIも「0.70」になっていると言われている
「VACは30人日になります」 ・遅延が発生したなら対策を打つが、それを表す数値がVAC
・EVMは「常にVACを認識しながら動く」ことを特徴とする

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の投稿